大久保医師は無罪です。即日釈放を求めます。

Xアカウント『つまらないST』大久保医師の支援者です。

⑧リアルな判決公判(前編)

3月5日火曜日

この日、関西地方は朝から久々の雨だった。

仕事を休んだ私は車を70キロ以上走らせて単身京都地方裁判所に向かった。

駐車場が狭いとの情報を仕入れていた為に裁判開廷は15時からであったが早めに出発しお昼前には到着してしまった。

駐車場はガラガラだった。

でもさすがデカイ裁判所。手荷物はX線検査があり物々しさ感がある。

暇潰しにパパ活して詐欺として訴えられてた45歳くらいの美魔女の初公判。二十歳そこそこのまぁまぁイケメンのお兄ちゃん←実は露出狂。しかも同じ罪で2回目。懲役4ヶ月、弁当二年。あっけらかんとしたシャブの常習犯のおっちゃんの懲役1年の判決公判を見届けた。弁護士さんに「そいじゃ、いってきまーす。」とまるで旅行に行くぐらいの軽いノリ。数年振りに裁判所の傍聴だが改めて色んな人がいるなって思った。

時間が迫るにつれ、マスゴミのクルーも増えてきた。傍聴券の抽選が始まる頃にはどこからこんな人が沸いてきたのかと思うぐらい200~300人ぐらいが行列を作り、改めて大久保医師の裁判の注目の高さが伺えた。私の後ろに並んだ法学部学生らしき女子大生は友人と「今日も大久保の奴、泣くかなぁ」と笑って話していた。さりげなく振り替えるとすごい美人だった。こわっ。完全に私にとってはアウェイである。傍聴に来ている大半の人間は大久保先生にどれだけ重い罪が下るかを楽しみにしていると思い気が滅入った。

傍聴希望者には指定された15分間に並んだ人のみリストバンドが装着され、

その15分後には傍聴券の当選発表があった。私の番号の前4つ、後ろ3つは外れていたが私の番号は奇跡的に載っていた。この先数年先までのくじ運を使い果たしたようだ。

京都地方裁判所101号大法廷は記者席が1/3を占め、後方のフリースペースには重装備のALS患者さんたち10名ぐらいが介助者さんと陣取っていた。完全な私見になるが裁判の傍聴には横断幕や被疑者を応援、逆に侮辱、プレッシャーを与える文言が書かれたTシャツなどでの入場は禁止されている。重装備の方々も勿論裁判を傍聴する権利はあるが、今回ばかりは大久保先生への無言のプレッシャーになっていると思う。

ちなみにこの話には後日談があり、重装備の方々は傍聴券の抽選は行わずフリーパスで入廷出来ている。このカラクリを京都地裁に問い合わせたみた。カラクリを説明出来る人間がなかなか現れず電話越しで10分ほど待たされたが、結論は車椅子ユーザーが多いと予見出来る裁判の際は法廷が特別に認めるらしい。もし車椅子ユーザーが100人集まった場合にはその100人で抽選を行うらしい。逆に一般的な重大犯罪の裁判の場合は車椅子の方も一般人と同列に並び抽選に参加するとのこと。♿の方の上限が何人かは答えられないそうだが京都地裁では1度も上限に達したことが無かったので結果的にフリーパスになっていたそう。ALS団体からの圧力などは無く、車椅子であればその特別枠に入れるらしい。なるほどねぇ。良いこと聞いた。高裁、最高裁の時は骨折の呈で病院から車椅子を一台借りて傍聴に行こう。フリーで入廷出来る。

話がだいぶ逸れた。

向かって左側にはいじわるそうな検察官2名、右側には小柄と大柄の髭の良く似合う弁護士2名。顔圧だけでは弁護士の勝利。キョロキョロしていると裁判官3名、裁判員5名の入廷。お決まりの起立・礼。

冒頭2分間、ニュースで流すための2分間の裁判官の撮影会タイム。川上宏裁判長、ドヤ顔の無表情を作る。

そして、腰紐と手錠に繋がれたヨレヨレのスーツ姿の大久保先生が刑務官2名に脇を固められ入廷。

あぁ、大久保先生。。

初めてお姿拝見しました。800日を超える勾留生活、さぞかし過酷なんだろう。

世間に流れている凛々しい大久保医師の姿はどこにも無く、かなりやつれて、髪の毛も薄くなり猫背で氏名を裁判長に問われた時、マイクを通しても先生のお声は私の耳まで聞こえませんでした。

1時間以上に渡る判決公判の開始となった。

⑨リアルな判決公判(後半)に続く