大久保医師は無罪です。即日釈放を求めます。

Xアカウント『つまらないST』大久保医師の支援者です。

⑨リアルな判決公判(後半)

 

小雨が降る中、裁判所を後にする群衆に向け無言の主張を行い冷たい視線を浴びている「つまらないST」です😥☔

 

裁判が始まりました。まず冒頭、裁判長は「長くなるので主文は最後にします」と発言がありました。ここで記者団が数人慌ただしく外に出ていく。有期刑の言い渡しの際、主文が後回しになることはごく稀です。主に死刑か無期かで焦点になっている裁判は主文が後回しになるとほぼほぼ死刑判決が下ります。有期刑で主文が後回しになるということは?もしや?逆転無罪?と一瞬淡い期待を抱きました。

裁判長の朗読は左右にある2つのスクリーンにに写し出されながら、それを淡々と読み上げる形で進められていきました。大久保先生はスクリーンに目をやることなく、正面裁判官のほうを姿勢を変えることなく見つめられていました。

判決文の全容は、

courts.go.jp/app/hanrei_jp/…

を検索すれば拝読することが出来ます。興味のある方はご参照下さい。

①山本医師の父親殺人容疑

②有印公文書偽造

③ALS殺人事件

この三つについてそれぞれ裁判所の判断がありました。時間的な割り振りはまま5:3:2ぐらいの体感時間でした。

正直、聞いている段階から首を捻ることの多い判決文でした。詳しいことは後日、裁判論評としてブログで書きますが、法律と証拠に基づくべき判決において推認判定が多すぎる。

①と②において「15年はくだらない」と言いつつ、③については実刑年数を最後まで言わなかった。聞いている側としては逆算して求刑23年実刑18年に対してなら①②で15年の言い渡しか?③は3年ということか?とそれこそ『推測』しなければならない。法廷を出る際にそれこそ裁判マニアぽい人たちが「稀にみるぼやけた判決やったな 」と言っていたことが印象に残る。

ここではまず林さんの判決だけに一部フォーカスを当てよう、、と思ったが後日のブログネタに取っておこう。ま、東海大学事件の判例踏襲でしたが、ALSの症状、特に林さんが『閉じ込め症候群』であることに言及したことはまぁまぁ踏み込んだと思った。しかし物足りないのは、案外知らない人も多いが日本でも所謂『特別に認められる安楽死の四大要件』というものがあります。これを裁判所は示した。しかしそれは日本の医療歴史の中で行使されたことがありません。それは何故か?特別だからです。要するに法制化されていないから、医師は訴訟リスクを恐れて躊躇してしまいます。それが大きな要因になっていると思います。考えてみれば消極的安楽死すら法制化されておらず、脳死を人の死と定義付けされたのすら、ここ10年くらいの話じゃなかったっけ?

脳死された方からの移植で再び光を取り戻したり、健康な腎臓が戻り、快適な人生を取り戻せた人たちはどれだけの数に上るだろう。裁判所には立法府に対して安楽死の要件を法制化するよう促してほしかったな。電車に飛び込んでミンチになるよりどれだけ生きたい人へ役に立つか。。。

また話が脱線した。

医療、法律どちらも中途半端な私が聞いても今回の裁判結果は客観的に聞いても納得のいく判決内容物ではなかった。結論的には懲役18年の判決が言い渡されたがとうてい納得出来ない。それは大久保先生側の弁護団も同じで即実控訴された。当然である。舞台は今後大阪高裁に移る。市民感情抜きにしたプロの裁判官のみで審議される。事態が変わることを期待したいが山本医師母は最高裁で無罪主張を棄却され、山本医師は高裁で既に無罪主張を棄却されている。

あまりいい予感はしない。

わたしの個別の納得出来ない見解については後日こちらで報告します。

裁判終了後、ALS団体がまったく論点ずらしの会見してましたね。報道側もいかがなものか?

テロップには出てなかったけど大久保医師を「ただの殺人鬼」とも言われていましたね。 

言わせてもらおう!「口を慎みやがれ!!」

同じ難病だから林さんも自分たちと同じように生きたがっていたと何故に言える?

安楽死が認められたら一番先に自分たちがキョロされるとプレッシャーを感じずにはいられないのだろう。気持ちは分からんでもない。だけど、生きたいなら生き続けろ!と私は言いたい。デスハラ?ぶっちゃけ多かれ少なかれ今でもあるだろう?あると思い込んでいるだろう?法制化しても貴殿たちは生きていける!大丈夫だよ。